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リンパ浮腫のしくみ

リンパ液の環流が悪くなってむくみが起きる、リンパ浮腫という代謝の異常があります。

リンパ管は全身に分布していて、細胞の間に貯まった水分や老廃物、そして腸で吸収した脂質などを回収して運搬し、心臓の近くで静脈に戻す働きを担っていますが、細菌やウイルスなどの通り道にもなっています。

リンパ管が集まっている部位がリンパ節になっていて、 異物や細菌などをせき止めて白血球やリンパ球が集まり撃退して、そこから先への侵入を防ぐ関所の役目をしています。

そのため、免疫力を高めるためには、リンパの流れと白血球の働きを活発化することが重要なのです。

赤血球を含んでいないリンパ管の中の液がリンパ液であり、蛋白質や脂肪を多く含み、無色もしくはうすいクリーム色をしています。

動脈からきれいな血液が毛細血管に流れて、血液成分の一部である水分と蛋白成分は毛細血管の外に出て、組織中の細胞に取り込まれるのですが、毛細血管によるリンパ液の再吸収が妨げられると、リンパ系は組織からリンパ液を十分に排出できなくなってむくみが発生します。

組織を循環して使用された血の中の水分はそのまま静脈に戻りますが、蛋白成分は静脈に戻ることができず、リンパ管に入ってリンパ流となり、経路を経て静脈へ還流します。

動脈から送られてきた血液の中の水分と蛋白質が、体中を巡って使われた後にそれぞれが静脈とリンパ管という2つの系統の排出システムによって排除されているわけです。

リンパ節やリンパ管の圧迫や狭窄(きょうさく)のためにリンパ管の流れが詰まってしまったり悪くなると、リンパ管の内容物がリンパ管の外にしみ出してむくみとなって現れます。それが、リンパ浮腫と呼ばれるものです。

リンパ管は静脈を補佐する働きを担っていて、酸素や栄養分を全身へ運ぶために動脈を通って流れた血液は、90%が静脈を通って心臓に戻り、残りの10%がリンパ管へ流れます。

静脈で処置できなかった余分な水分や脂肪、そして菌をリンパ節のろ過装置で浄化します。

リンパ節の機能不全は皮下組織に悪影響を及ぼし、皮下組織に水分が滞留すればむくみにつながり、脂肪がたまれば太り、菌が残れば炎症が起きるのです。

二次性のリンパ浮腫は、前立腺がん、乳がん、子宮がんなどの手術後に、リンパ節が切除や破壊されたことにより起こります。

生体の恒常性が十分に機能している健康体は、体内環境の生理的な調和も保たれて均衡を保っていますから、健康な人はむくみません。

リンパ管の排出システム不全がリンパ浮腫を引き起こします。