自律神経のバランス管理は、健康の基本
自律神経とは、呼吸や代謝、消化吸収、心臓の動きから始まる血液循環などの生命活動(ホメオシスタス)の調節や維持を行いながら絶えず働いているのが自律神経です。
生命活動を司る自律神経は、血管・リンパ腺・内臓など自分の意識や意志ではコントロールできない、不随意に自動的に働く組織や器官に分布している神経系です。
体温、血圧、血糖などの代謝調節は、自律神経の働きにより精密に調節されていますが、 このような体内環境を一定に保つ能力は、体内恒常性維持機構 (Homeostasis:ホメオスタシス)と呼ばれています。
外気温が変化しても健康な人の体温は、おおよそ36度になるよう調節されていますが、自律神経の働きが乱れていると体が夏の暑さに順応できなくなり、夏バテの大きな原因にもなるのです。
アクセルとブレーキの関係にある交感神経と副交感神経この2つの神経が綱引きをしながら働いて、体がバランス良く機能しているのですが、健康維持のためには交感神経と副交感神経のバランスが重要です。
この綱引きのバランスが崩れて自律神経失調症に陥っていると、病院で検査しても特に異常がみつからないのに辛い不定愁訴の症状が治らないで、対症療法や病院巡りを余儀なくされているのが現状です。
体調維持と健康管理に欠かせないのが、この自律神経のバランスを正常に保つことなのであり、「体調が悪いのに原因が見つからない」などの不安を自律神経が自然に解消してくれるのです。
トラブルのない、健康的ではつらつとした毎日をおくれる鍵を握っているのが、自律神経の働きであり脳からの指令によってコントロールされています。
自律神経失調症で悩んでいる方の特徴として、後頭部から首筋に突っ張るような違和感があり、頭の重い感じが続いて気分も沈みがち・・・・これらは首すじの筋肉の緊張によって引き起こされることが多いのです。
頚椎の周囲には自律神経の核が数多く存在していますから、自律神経が乱れていると首すじの筋肉の緊張が始まるからなのです。
◆ 交感神経系の支配下にあるもの (交感神経は脊髄から出ている。)
◇ 心機能亢進
◇ 気管支の拡張
◇ 脂肪分解
※ 運動時には骨格筋において多量のエネルギー基質(グルコース)を消費するため血糖維持が重要である
◆ 副交感神経系の支配下にあるもの (副交感神経は中脳・延髄・仙髄から出ている。)
◇ 心拍数を減少させ
◇ 血圧を下げ
◇ 唾液腺分泌を刺激
◇ 消化管機能(消化管運動、消化液分泌)の亢進
◇ 排尿機能の亢進
体がバランス良く機能するための自律神経の働き。

| 対象 自律神経 |
呼吸運動 | 消化管運動 | 消化液分泌 | 副腎髄質 |
|---|---|---|---|---|
| 交感神経 | 促進 | 抑制 | 抑制 | アドレナリン分泌促進 |
| 副交感神経 | 抑制 | 促進 | 促進 | 分布せず |
| 神経の起点 | 末端の伝達物質 | はたらき | |
|---|---|---|---|
| 交感神経 | 脊髄 | ノルアドレナリン | 体を活動, 緊張状態にする |
| 副交感神経 | 中脳・延髄・仙髄 | アセチルコリン | 体を安静, 休息状態にする |


































